PAJERO ISM
「本物志向」「こだわり」を持つ各界の著名な方にパジェロの試乗やインタビュー取材を実施し
新型パジェロの魅力をおおいに語ってもらいます。

volume02  IMPRESSION 元自動車雑誌編集長が駆ける新型パジェロ、その「静」と「動」 継承される本格派の血脈 自動車評論家 熊倉 重春

 

前回に引き続き熊倉重春氏にご登場願い、新型パジェロのオンロード/オフロードでの乗り味を評価してもらった。
国産SUVの世界を切り開き、牽引し続けてきたパジェロ。その最新型の走りは、一体どのようなものなのだろう。

PART 1:ファーストインプレッション

シャープな印象のエクステリア
まずはエクステリアを見てのファーストインプレッションからお話ししましょうか。一言で「直線的なデザインが戻ってきたな」といったところ。3代目は曲線を活かした造形が特徴的でしたが、4代目は直線を基調とした造形で、とてもシャープな印象を覚えます。イメージ的には2代目と似たアプローチといえるでしょう。ロングに用意された3ウェイ2トーンのカラーリングからも、それを感じます。フロントは、一目見ただけで「あ、パジェロだ」とわかるマスクを踏襲しながら、ヘッドライトのハウジング形状が変わるなど、精悍な面構えになりました。

2代目に似た印象といっても単なる先祖返りということでもなく、バックドアの真ん中に設えられたスペアタイアガーニッシュなど、現代的なSUVのトレンドもしっかり盛り込んだ造形になっているあたり、ぬかりはないですよね。

上質で機能的なコックピットまわり

内装に目を向けると、質感はとても高い。SUVのラグジュアリー志向はパジェロが強い牽引力となって押し進めてきたムーブメント。その狙いはすでに3代目でかなりの熟成がなされていたわけですが、作り込みが4代目でさらに進み、突き詰められたと感じました。

操作に関係するステアリングやペダル、レバー、スイッチの配置も、手や足を伸ばした位置に違和感なく配されています。インパネまわりもシンプル。つまりは、とても機能的にまとめられた運転席ということです。

あえて細かいことをいえば、ステアリングにチルトだけでなくテレスコピック(前後の位置調整)も付いていればベターだったかな。あと、メーターの径をもう一回り大きく取り、文字をもう少し大きく表記してくれれば、視認性はより向上したようにも思います。まぁ、大柄で体格のいい男性から小柄な女性まで、若い世代から高齢者まで、誰でも快適に運転できる包容力が魅力のクルマだからこそ、気になる部分ともいえますが。

 
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