SPECIAL INTERVIEW ラリードライバー増岡浩氏が語るパジェロ。

ラリードライバー 増岡 浩氏

エンジニアの熱意を感じるパジェロ。

IMPRESSION MOVIE インプレッション ムービー

 

再生時間3分48秒

僕は20年以上前に発売された初代パジェロから、ラリードライバーの立場でずっと開発に関わってきました。新型パジェロでついに4代目。パジェロのことに関しては、世界中で一番よく知ってる男だと自負しています。

パジェロというのは、すばらしい性能を秘めたクルマです。四駆ならではの悪路走破性をベースにして、時代とともに悪路走破性をキープしながらオンロード性能を上げてきた、というのが全体的な進化の流れ。走破性を犠牲にすればオンロード性能はいくらでも上げられますが、相反することを高いレベルで調和させることができたのが新型パジェロだと思います。

新型パジェロの性能面で一番大きな変更点は、3.8LのMIVECエンジンですね。圧倒的なパワーとトルクで、低中速から高速までどこの回転域でも扱いやすいセッティングになっています。やはりエンジンが変わるとクルマのフィーリングは大きく変わります。そういう意味で新型パジェロはすべてにおいてゆとりがあり、今までよりワンランク上質な走りになったと思います。

パジェロは三菱自動車のエンジニアの熱意を感じるクルマです。見えないところまでお金をかけていて、駆動系の部品などは同じ車格の他車と比べると1サイズも2サイズも大きいものが使われています。僕がよく言うのは「クルマは下から見なさい」ということ。三菱自動車のクルマは下から見るとお金をかけてしっかりと作られているのがわかります。

ラリーの世界でもパジェロの実力は証明されています。世界で最も苛酷なラリーと言われるダカールラリーには、僕のように三菱自動車のドライバーとして企業で参加するのではなく、プライベートで参加しているアマチュアドライバーがたくさんいます。彼らは市販車ベースのSUVで出走しますが、その中で完走率が一番高いのがパジェロなんです。これはパジェロが高い走破性、耐久性を備えている証拠でしょう。

実は僕自身、パジェロはもう4、5台乗り継いできました。ですから日常の使い勝手から「こうした方がいいんじゃないか」と、開発にオーダーを出すこともあります。例えば、ステアリングの操舵感をもう少し軽くしようと提案したこともありました。

個人的には新型パジェロを買うならショートにしようと思っています。スタイリングのバランスが好きということと、クルマの動きもロングよりクイックなので操る楽しみも大きいというのが理由です。パジェロはロングを購入される方が多いですが、ショートも一味違った魅力がありますよ。